開発チエ
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KAIHOTSU Chie/開発チエ
アートのお作法

慶應義塾大学卒業時より「美術手帖」「STUDIO VOICE」「SALE 2」などに美術批評を執筆。批評家生活10年経過した後、筆を折り帰郷。犬2匹と実家でのんびり生活中。

月別アーカイブ: 1月 2012

アートの終焉

この間のブログで、アーティストの方々から二種類の反応がありました。

ひとつは「耳が痛い」って感じのもの、もう一方は1990年辺りに日本のアートは変革期を迎えていたというもの。

その犯人はこいつです。「シミュレーショニズム」椹木野衣著。1991年刊です。

そう、日本のコンテンポラリーアートは、この頃にシミュレーショニズムを輸入しました。

それまでの主流が「もの派」というムーブメントだったので、ギャラリーや美術館には両者ごっちゃまぜの企画なども多かった。

椹木野衣氏と私は、「もの派を踏むごっこ」をしました(笑)。

平たいもの派の作品があったので、それを二人で踏み絵の如く踏んだのです。

これ、いままで西欧の猿真似だった日本の現代美術が、いきなり西欧化されたに近い衝撃でした。

確かにそこから日本のアートは大きく変わりました。

ですが、テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼという歴史のアウフヘーベンを繰り返し、

重ねられてきた西欧のコンテンポラリーアートも、最近ドン詰まりの感があります。

坂本龍一氏の言う通り。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120121/ent12012118000014-n1.htm

最近というか、数十年前からそうなので、私は美術批評をやめました(笑)。

ここ10年、「西欧知からこぼれ落ちるほどのパワーのある日本の作品」を縄文的だと再評価する傾向もありましたが、縄文だの弥生だのと言ってる時点でスケールが小さい。

お前ら米食ってねーのかよ? とか、ホモサピエンスには違いないだろ!とか言いたくなってきます。

批評の方も変わらねばいけない時期なのでしょう。

私はこのブログで、少しずつその道を模索して行きたいと思います。(マジ?)

 

 


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